常時介護が必要な重度認知症などの高齢者をお受けし、必要な介護支援サービスを提供しています。ホーム内での生活は入居ご利用者お一人おひとりの個性や生活歴を大切にした介護に心がけ、生活空間も落ち着いて過ごしていただけるよう工夫しています。また、潤いのある生活をしていただくため、食事の工夫はもとより外出、おやつ作り、季節折々の集いなどの場面を作っています。

当法人は県内に4つの老人ホーム、7つの保育所、総合児童福祉施設、グループホーム・デイサービスセンター等を運営しています。湘南老人ホームは秦野市と平塚市の境、丘と畑、金目川に囲まれた緑豊かな土地に神奈川県によって建てられました。そして平成15年からは神奈川県社会福祉事業団が運営しています。
1階には地域サービスフロアがあり、1階～4階が入所サービスフロアとなっています。
介護支援のなかで「身体拘束廃止」について、現在は、物理的な身体拘束廃止の取り組みから「言葉による拘束」などのチェックをしていく活動を進めています。身体拘束に関する学習会は全体でもグループでも定期的に行われ人権対策委員会を設置し、毎月人権擁護の立場から活動をチェックしています。
湘南老人ホームは、神奈川県の「身体拘束廃止推進モデル施設」として、各地域内における身体拘束廃止の普及、啓発の活動として、施設見学や相談窓口を設け、地域における権利擁護事業の一環として取り組んでいます。なお、秦野市内の老人福祉系施設の学習会「秦野のびのびいきいきケアの会」の発足を呼び掛け、事務局として活動しています。